狛犬講演会&展示会のご報告

これまでの活動

2022年3月26日(土)丸亀市マルタスにおいて狛犬講演会「海を渡る狛犬の魅力」~日本への伝播・近世丸亀石工の活躍~が開催されました。おかげさまで定員40名満席となりました。展示会にも多くの方にいらしていただき、狛犬会員、讃岐ジオガイドの皆さんほか、協力者の方、合計スタッフ14名にて対応させていただきました。

会場あいさつ文

神社に当たり前に座っているこまいぬさんのことを少し深く知ってみませんか。いつ頃誰が彫って、何の記念に奉納したのだろうか?知れば知るほどこまいぬさんが持つ時代背景や地域の歴史が見えてきて、こまいぬを奉納したご先祖さまが如何に地元を愛するかという想いが伝わってきます。小豆島狛犬探究会は、こまいぬさんから、そして皆様から歴史、文化、地域愛を学ばせていただいています。教えていただいたこと、分かったことをまた、皆様にお返しすることを活動の目標にしています。本日は、しばし狛犬ワールドをお楽しみください。    小豆島狛犬探究会

展示は、

拓本家喜田松磊氏立体狛犬拓本、3点

➀川野明正氏 講演関連写真3点

②藤原好二氏 講演関連A1ポスター4点、丸亀市内狛犬マップ

③小豆島狛犬探究会 5テーマ

喜田氏の拓本 右側の実物写真と見比べてみて、狛犬の表情がかわいらしくでています。

藤原氏資料 丸亀石工 阿波屋甚七、木下廣右衛門紹介
スタッフ総勢14名での展示準備
狛犬は写真を見てるだけでも楽しめますね
藤原氏講演「狛犬からみた丸亀の石工たち~中村屋・阿波屋・和泉屋を中心に~」

世界史の知識を必要とした、ちょっと難解なところもありましたが、

視覚に訴えた展示が、内容をサポートしていた気がします。

川野先生の幅広いお話で、獅子像がオリエントから伝わってくる過程で、様々な国でいろいろな形に変わり、神様の守護獣としてその地に根付いている。日本では、狛犬とよばれその形態は、伝播元の中国に影響を与えてきたということに驚きました。

日本各地の狛犬についてもお話がうかがえる機会があるといいですね。

綿密な調査の結果、近世讃岐の石材加工の中心地が丸亀だったことを話していただき、丸亀の方々に聞いてもらえたこと、講演会をやってよかったと思いました。

市内一円で中村屋判、阿波屋甚七、木下廣右衛門、和泉屋荘七、泉屋金蔵など、石造物に名前を見つけてもらえたら丸亀石工隆盛の時代を感じてもらえることと思います。

講演会の内容につきましては、後日まとめてみます。

ご協力いただきました皆様に、ありがとうございました。(山西)

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