令和4年5月 内海八幡さんの石造物銘読み

これまでの活動

ここ2年間ほど、小豆島の外で活動をする機会が多かったです。外を見て初めて分かったことはたくさんありました。讃岐の石工さんのこと、瀬戸内廻船業の繁栄のこと、狛犬さん繋がりで、地元の方々から本当にたくさんの事を学ばせてもらいました。2年間の経験は小豆島を見直すきっかけになりました。

そこで、今年度は地元小豆島で活動をします。

5月8日、連休からずっとお天気も良く、久々に戸外活動です。小豆島最古参の狛犬のいる内海八幡神社で、玉垣の銘読みをしました。

 内海八幡さんは、現在本殿の屋根瓦をはじめ、大改修中です。本殿の周りの玉垣には歴史を感じるお名前が、見にくいですがつらつらと並んでいました。いつもお参りをする拝殿は江戸時代の嘉永3年(1850年)の建物だったのですね。歴史を感じます。

2021年の正月風景

作業は、工事の邪魔にならないように外側の玉垣から読んでいきます。それほど風化していないので簡単に読めると思いきや、雨で跳ね上がった土がしっかりと文字をうめていたり、続け文字が多く難攻しました。二人一組、3方向からの作業でした。近過去の方々のお名前がでてくるので、「これ、あそこの先代さんやろか?」、「あっ、この人知っとる!」「この人って、あの人の親御さんかな?」「ちょっと、ちょっとこっちの見てー!」などと、話しながらの作業となりました。

八幡さんの石造物に書いてある銘から、昔の人達がどのような生活をして歴史を重ねてきたのだろうかと、じーんと感じるものがありました。

地域の方が脈々と築いてきた歴史をひもといて、地域文化の歴史を未来へ繋ぐお手伝いになればと思います。どのような形になるか分かりませんが、皆様にこの結果が届けられるといいです。

第一回目は、予定の半分ほどで終わりました。

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